
GW明けの1週間、VIXは激しく動いていたみたいじゃな。
先週の考察では、『第4週は相場が荒れれば投資チャンス…』だなんて言っていましたが、ふたを開けてみると大荒れの1週間でした。
GW中の日本市場の最後の休場日(6日)に、アメリカのトランプ大統領が「中国の輸入品に対して25%の追加関税をかける!」と発言したことをきっかけにS&P500先物が急落、それに合わせてVIX・VIX先物が急騰していきました。
先週末のVIX先物の終値は14ドル台でしたが、週明け6日は16ドルくらいからスタートして、7日に15.4ドル(底値)、10日に20.36ドル(高値)を付けました。また、最終日である11日には、週明けと同水準の16ドル付近まで下がっています。
2019年5月限(第4週)のチャートはこちら。


7日あたりから1限月と2限月の価格が逆転しているのぅ。このように期近先物が期先先物より高値になる状態を『バックワーディション』と呼ぶぞぃ。
次に、2019年5月限(第4週)の限月間サヤチャートを見てみましょう。

こちらは、7日に-0.81、9日に1.39、…というサヤ値をつけ、そのサヤ幅は2.2!
先週のサヤ幅は0.5程度だったので、4倍以上のサヤの拡大縮小があったわけですね。

VIX先物がバックワーディションとなったのは2018年12月以来。その時のサヤは+2.6を記録しておるぞぃ。
5月10日に+1.39でサヤ取りポジションを建てていたら、翌日には-0.6…。22-23万の証拠金で20万くらいの含み益だから、1日で90%超のリターンですね。
まぁ、VIXサヤ取りの真骨頂は、リターンよりもマーケットニュートラルというローリスクにあるわけですけどね (・ω<) テヘペロ
週末の引け前にバックワーディションからコンタンゴ状態に戻ったので、来週は、SQを目前に再びバックワーディションになるかどうかに注目ですね♪

バックワーディションの反対で、期先先物が期近先物より高値になる状態を『コンタンゴ』と呼ぶぞぃ。